例会ブログ

第207回特別例会報告(2018/09/29)

※今回は特別例会です(英語・日本語)

 

9月29日(土)、台風24号の日本への接近に伴い小雨振る中、吉祥寺トーストマスターズクラブを「フィードバック重視型例会」が直撃しました。第207回通常例会の武蔵野市市民文化会館での始まりです。直撃による影響は現在詳細を確認中ですが、今のところ参加メンバーの充実感のみです。

参加人数が少な目ということが1ヵ月前からわかっていたため、TM奥岡さんのアイデアで参加人数が少ないからこそ実現できる「スピーチへのフィードバック」にフォーカスした特別セッションを開催することになりました。プログラムはスピーチ2本に限定し、それぞれのスピーチ後に全員参加型でフィードバックをするという豪華な内容です。

 

始めに開会にあって、会員担当副会長のTM Aさんから、今回の会の趣旨やAさんのニューヨークの友達を訪問旅行、TM隈部さんから、旅行先のミュンヘンでトーストマスタークラブの例会に参加した体験談のお話しがあり、場の雰囲気を自然に温めてくれました。

 続いて例会司会(TMOD)とフィードバック・セッションのファシリテーターであるTM奥岡さんから、今回の特別セッションをTM今沢さんとの会話の中で思いついた背景や進め方について説明がありました。

 さて、これから2名のスピーチの始まりです。まずは、立っているだけで笑いを呼ぶ雰囲気(あくまでスピーチのパフォーマンスがという意味です)を醸し出すTM猿渡さん。英語でのスピーチで、スピーチタイトルは、

 

「GOD HAND」

 

猿渡さんが椅子の上に仰向けになったシーンからスピーチがスタートします。猿渡さんは10年前に背中に強い痛みを感じ、友人の勧めで60歳代の元気なおばちゃん整体師から横浜の整体院で治療を受けるお話です。

彼女の治療法は指圧や超音波など加え、カウンセリングなど様々な方法で治療を行うとのことです。彼女はカウンセリングと長年の経験から、猿渡さんの背中の痛みは、身体的な原因ではなく、人間関係など精神的な原因であることを突き止めます。そして、「昔練習していたゴルフを再開し、ゴルフに行って声を出せば体調は良くなる」と背中に痛みを持つ猿渡さんにゴルフを勧めます。

猿渡さんは「背中が痛いのにゴルフになんか行けるか」と思いつつも、半信半疑でゴルフを再開します。そして、ゴルフで声を出すことによって回復し、声を出すことの大切さ、声と体が繋がっていることを改めて実感します。

会場からは、猿渡さんのおばちゃん整体師との会話や猿渡さんらしい随所に挟んでくるユーモアで常に笑いが起こり、横浜やゴルフ場の風を感じながら、猿渡さんの体験談を楽しく聞くことができました。

 

 

 続いて、TM奥岡さんのファシリテーションによる、猿渡さんのスピーチに対するフォードバックセッションです。今回の企画のきっかけは、TM今沢さんとの会話の中で、生まれたアイデア生まれたとのことです。その背景は、普段の例会でスピーチのコメントを参加者からフィードバックをコメントシートとして受け取ります。けど、そのコメントにはもっと背景があるはずで、なかなか通常の例会では時間やプログラムの制限上、コメントの背景を確認するところまではできないとのことです。なので、今回は全員参加型のより深いレベルでスピーチの評価を行いたいとのことでした。

 

確かに、スピーチのコメントの背景にはもっと深いものがありますし、さらに、それぞれのコメントを聞いたうえで、それぞれの参加者が対話型で評価するというのはそれぞれの参加者との対話や学びもあり面白い企画です。また、比較的プログラム構成が決まっているトーストマスターズ・プログラムの中では、取り込むことが難しい企画でもあります。

 

次にファシリテーターのTM奥岡さんからは、フリーに参加者が議論を行うことを期待しつつも、参加者が議論を始めやすいように、コンテストでの評価ポイントである、内容(配点:50%)、話し方(30%)、言葉遣い(20%)について説明があり、猿渡さんのスピーチに対するフィードバック・セッションが始まりました。

 

フィードバックのスタイルはメンバー全員対話型で行われ、スピーカーと参加メンバーだけでなく、参加メンバーと参加メンバーなど、スピーカーとファシリテーターなど、それぞれの個人の感じ方や考え方がフィードバックされメンバー間で共有され、会場が一体となってディスカッションが進んでいきます。彼女は、メンバーからのフィードバックを上手く引き出し、意見をところどころでまとめ、フィードバックに自らも参加し、建設的な雰囲気で上手くファシリテーションを進めました。

 

 TM猿渡さんのスピーチに対しては、次のようなフィードバックが得られました。ユーモアが随所にあり話し方が自然で聞きやすい、言葉の力が大切というメッセージが参加者に上手く伝わった、整体師のおばちゃんとのやりとりが絶妙で会話の中に名前を入れており役割がわかりやすい、最初に椅子に仰向けになった状態からのスタートはインパクトがある、スピーチ構成が時間順となっておりストーリーテリングの良い例などです。

 

また、同じく建設的な雰囲気で改善すべき点についても、メッセージを絞り込むことが必要、おばちゃん整体師の声を無理にでもやってみた方がよかった、治療前・治療後のビフォワ・アフターが見えるといい、声を出すためにトーストマスターズに入ったという落ちが欲しかったなどのフォードバックがありました。

 

さらに、猿渡さんからはスピーチをつくっていたときに考えたこと、盛り込もうとした内容、本当の自分の気持ちなどスピーチ側からの意見やそれに対するメンバーとのディスカッションも聞けました。

 

 続いて、TM Mさんによる日本語スピーチで、スピーチタイトルは、

 

「魔法のことば」

 

Mさんは普段から付き合う人や初対面で会った人にも「Mさんはいつも前向きだよね~ 楽しそうだよね~」と言われるそうです。確かにハッピー・ラッキー・オーラが漂っています。

彼女の話は25歳まで遡り、そのとき有名な占い師から「あなたは52歳になったらうなぎ上りぐんぐん運気が上がる!」と言われたことです。Mさんと占い師の会話、そのときのMさんの驚き、臨場感があります。

その占い師からの魔法のことばがいつも彼女の頭にあり、運気があがることを信じて、20歳代、30歳代、40歳代で住む場所を変えて新しい仕事にチャレンジしたり、20年かけて年に1つは新しい趣味を始めたり、人生の山だけでなく谷のときも前向きな気持ちで居られるそうです。

また、人生100年時代と言われる中、Mさんは年を重ねることを楽しく捉えることができ、楽しいときも、辛いときも、10年後も20年後も前向きな気持だとのことです。彼女の辞書にはどこを探しても「前向き」の1単語しか載ってなさそうな勢いで、こちらのスピーチも笑いの中スピーチを終えました。

 

 

次に Mさんのフィードバック・セッションです。2本目スピーチのフィードバック・セッションでもあり、さらにトースト大学の奥岡教授による白熱教室は続きます。

まずMさんのスピーチの良かった点は、ボーカルバラエティーの完成度が高い、スピーチのメッセージが一貫して明確、話し方が参加者と会話しているようで自然、参加者を均等に見られており良いなどです。

また改善可能な点は、スピーチの内容に必ずしも必要でない内容があるので短縮できる、52歳以降の未来の話を作り話でもいいので入れても良い、あえて沈黙を入れるのも良い、自分の趣味で達成したことなど具体例があれば説得力が増すなどです。

さらにMさんから、メンバー全体への「スピーチをどう作ればよいか?」との質問に対し、スピーチ作成ワークショップの内容やメンバーの様々なスピーチの作り方が披露されました。

 

 

さて、「いよいよTM猿渡さんTM Mさんのスピーチの投票と表彰です」と思いきや。。。お二人とも、笑いを取るのに熱が入りすぎたためか、少々タイムオーバーで残念ながら今回の表彰者はありませんでした。

 

今回話す機会がなかったメンバーからの一言は、スピーチを評価する際のやりかたの勉強になる、また、今回初めてトーストマスターズに参加されたゲストのか方からは、その方が以前練習されていた演劇を例として、「みんなでつくりあげていく過程が演劇と今回の企画でよく似ていてクリエイティブな会でした」とのコメントがありました。

 

閉会にあたって会員担当副会長のTM Aさんからは、今回の企画はTM奥岡さんの提案があり実現できた、建設的な雰囲気の中で自由にディスカッションができたとのお話がありました。

最後に、スピーチを披露していただいたTM猿渡さん、TM Mさん、建設的なフィーバックをして頂いた参加メンバーのみなさん、「フィードバック重視型例会」を企画しリードして頂いたTM奥岡さん、本当にありがとうござました。とても充実した例会でした。

 

(以上:小西力哉)

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会場マップ

メイン会場
武蔵野公会堂
東京都武蔵野市吉祥寺南町1-6-22
※JR吉祥寺駅または京王井の頭線吉祥寺駅(公園口)下車

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サブ会場
武蔵野市民文化会館
東京都武蔵野市中町3-9-11
※JR三鷹駅北口より徒歩13分。

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